疾风!鞍马天狗原名:疾風!鞍馬天狗,
深夜の**。狐狸の面を被った怪漢一味に襲われた勤王の志士桂小五郎は、折よくその場に駈けつけた鞍馬天狗に救われた。だが数日後、河原で杉作がみつけた子供の死体が同様の面をつけているのに不審を抱いた天狗は一味の正体を探ろうと決意した。その夜、立行寺の庫裏に集った一味の中に紛れ込んだ天狗は首領株の翁の面の正体を探ろうとしたが、飛弾高山から京に上った一刀流の達人山根紋十郎と、以前その弟子であった佐幕急進派の松浦小吉に遮られた。翁の面の主は公儀大目附堂前右近で、勤王派浪人に対する幕府側取締りの手ぬるさを怒り、自ら結社を組んで彼等を一掃しようと考えていた。右近は手始めに堺の豪商徳右衛門の子大太郎や十兵衛の**を捕え、**術を心得た怪力開善和尚の古寺に幽閉して身代金を稼ごうとした。立行寺から脱れた天狗は偶然この古寺を訪れ、開善の魔力に掛って妾同然の生活をしている娘お...