俺は都会の山男
朝日奈七郎はコネとか賄賂を嫌い何時も正面から事に当る正義漢である。ために浪人生活で貧乏のどん底にあった。そんな七郎が美弥子は大好きであった。或る日、美弥子とその親友ルリ子の世話で就職を世話されて行ってみると、彼の勤め口はオリンピック目当てにホテルを建てようともくろむ五井産業から追い立てを迫られ、連日愚連隊の嫌がらせをうけていた。彼は持前の義侠心を発揮して彼らを撃退するが、警察にぶちこまれてしまった。そこで知り会ったスリの一平のオダテにのって一平とコンビで喧嘩屋を始めることになった。正義の味方を兼ねてアベックを脅すタカリ、**を脅す地廻り整理、企画は見事当って大盛況であった。一方、五井産業では右翼の大日本殉国党に依頼、彼等は街を廻って喧嘩**の悪徳振りの証拠固めを半ば強制的に行って告訴、これと平行してかねて立ち退きを要求していた場所の強**壊しを行った...