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1991 雲仙・普賢岳 ~避難勧告を継続せよ~
1991年6月3日、噴火活動を続ける雲仙・普賢岳で大火砕流が発生。43人の命が失われました。その中には報道関係者、火山研究家、消防団員など、災害の現場の最前線に立つ人々がいました。5年余におよぶ噴火活動で、数千人が家を失い、避難生活を余儀なくされました。日本の火山災害としては近年で最悪の被害でした。この災害は、日本の防災体制に、さまざま名教訓と課題を残しました。20年前、災害の現場で何が起き、人々はそれにどう立ち向かったのか。島原の人々の証言をもとに、NHKが保存する膨大な映像を駆使し、日本社会がかつて経験した災害史の実像を伝えます。